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【さすがです。埼玉県民共済さん。】篠原商店からのお得な情報

2015.11.21

 こんにちは!

<さすが埼玉県NO.1注文系戸建ビルダー!>

一般紙でも報道されていたのでご存じだと思いますが、埼玉県民共済さんが東京、埼玉、千葉、茨城、栃木の1都4県で建築した木造2階建て住宅12棟で、建築基準法の求める壁量が不足していることが発覚!とのことです。

 

なぜこんな専門的なことが分かったかというと、過去に建てたお施主様が「あの~、テレビで横浜のマンション傾斜問題観たんですけどぉ~、自分の家は大丈夫か調べてもらえませんか~?」と依頼してきたことが発端でした。

この方、実際に建てたのは西暦2000年だそうです!

 

日経新聞11月18日版にはこうあります。

「同社が設計図書などを確認。1階のX方向とY方向、2階のX方向とY方向についての設計上必要な壁量(必要壁量)を計算し直し、実際に設置している壁量(存在壁量)がそれを満たしているかをチェックしたところ、壁倍率2の筋かい換算で1本不足している箇所が見つかった。」

 

でも県民共済さんが凄いのは、そのお施主様に「ごめんなさい!」と謝って無償改修工事をして済ませるのでなく、まずはこれまで建築した全棟の1割に該当する2823棟を抜き出し、同じように検証したことでした。

その結果、さらに11棟に計算不備を発見したとのことでした。

驚くのは現在、残りの全棟を検証していることも発表しています!

2,823棟が1割でしたら、全棟は28,230棟ということになります。

 

 

また日経新聞には大変意味深な言葉が続いています。

「建基法では、木造2階建てで延べ面積が500m2(平方メートル)以下などの条件を満たす建物は、建築確認申請時に審査簡略化の特例が認められているので、確認検査機関は構造に関するチェックを行わない。そのため、こうしたミスが過去に何度も生じ、その度に建築確認の厳格化を求める声が挙がっている。」

 

パンドラの箱をとうとう開けてしまいました!

4号特例廃止間近!

このコスト誰が負担するのでしょうか?

その問題はあっちに置いといて、、、。

 

私が驚嘆したのは県民共済さんのクレームへの巧みな対処の仕方です。

 

横浜マンションの傾斜問題がきっかけで施主さんは県民共済へ相談に来たとあります。

そんな前の話ではなかったはずです。

でもこれだけ早くマスコミに発表できたのは全社挙げて素早い対応を心掛けたからに他なりません。

マスコミから「じゃーお宅のほかの建物はどうなのよ!」と突っ込まれる前に、まず10%を抽出して調査&報告をしました。(残りの90%の調査も約束した上で)

まさに先手を打ったと言えましょう。

 

クレーム対応は嫌なものです。

胃が痛みます。

でも誠意とスピードと適格な判断が命です。

 

埼玉県民共済さん。

さすがです。

 県民共済さんのHPはこちら!

https://www.saitama-kyosai.or.jp/jutaku/index.html

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<ウッドデザイン賞>

ウッドデザイン賞運営事務局は11月19日、「ウッドデザイン賞2015(新・木づかい顕彰)」の受賞作品397点を選出して発表しました。応募総数は822点でした。

審査委員長を務める赤池学氏は「地域の工務店やメーカーが、国産材商品を単にプロダクトアウトするだけでなく、木材活用を促す六次産業のネットワークをエリア内に構築する先進的な事例も数多く見受けられた。成功している地域や事業者の特色は、域外の大手企業やクリエイターと協働し、地場にはないノウハウのキャッチアップに力を注いでいること」などと総評を述べました。」

 

大型・特殊木造建築物件の篠原商店をよろしく!

キダテ設計事務所で耐震等級3の計算を今活発にさせていただいております。

 

町田隆浩

090-3430-6749

taka2taro@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

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